『Finding Neverland』

今日ひさびさに『Finding Neverland』を見ました。やっぱりいいですね~。

こういう静かな、登場人物(と鑑賞者)が沈黙を共有したりその中に表れる心情の機微が表現されているような作品は本当に良いですね。僕はこういうヒューマン系の作品が好きです。

テーマは母親の惜しみない愛情と、大人(現実)と子供(夢・想像力)です。僕がときどき言う<少年>というのは(といっても前のブログでの話なのでこのブログではまだ書いたことはありませんが)、まさにこの映画で表現されている「子供」のことです。つまり、揺るぎない自分の世界です。そして、どこか永遠を感じさせるような夢想の世界です。

主人公(バリ)は最終的に傑作「ピーターパン」を書き上げますが、その過程で妻のマリーとは気持ちがすれ違ってしまいます。しかし、その過程が「もう終わりね」という感じではなく、「この傑作を書き上げるためにはあの家族は必要だったわ(=私とは一緒にはいられなかったわ)」というところに、また一つの不条理的な運命(二つは選べない)を感じさせ、一層感動を与えます。そして、ほとんどの名作の共通点といってもいい「音楽の良さ」も挙げられます。ヨーロッパの伝統的な戯曲やオペラ、バレエなどにつきもののクラシックらしい、ピアノの繊細なメロディーやヴァイオリンの温かい音色が、それを表現するのに絶妙な映像と合わさって、この上ない豊かな世界を表現しています。

僕は本当に良い作品だと思うので、まだ見たことのない人はぜひ見てください。

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